- あごが痛い
- 口が開けにくい
- 痛くないけど、大きく口が開けられない
- 口を開けると音がする
顎の悩みは人それぞれですが、顎についてどのくらい知っていますか?
ここでは、顎の構造や動きについてお話します!もし、「よくわからない」場合は最後まで読んでみてください。ちょっとでも悩み解決の手助けができるかもしれません。
あご【顎】の構造《噛む筋肉》

簡単に「あご(顎)」と言っていますが、本来は、顎関節と言います。
顎関節は下顎骨(下顎)と頭蓋骨でできている関節のことです。関節のイメージは下顎骨の端の小さい突起が、頭蓋骨の溝にはまっているの感じです。溝のところにはクッションの役割をする、関節円盤があります。このクッションのおかげで口を開けることが可能になっています。
下顎骨を支えるようについている筋肉が【咬筋】です。ほっぺの骨から下顎骨についている平べったい筋肉です。咬筋は食べ物などを《噛む》ために使われます。
この筋肉は人体の中で、一番強い力をだすそうです。野球選手やテニスプレーヤーは、ボールを打つ際、瞬間的に噛み締めて奥歯を割ってしまうこともあるそうです…怖いですね^^;ちなみに、咬筋がゴリゴリと固すぎてエラとか骨と間違える方も多いそうな…
頭蓋骨から下顎骨についている筋肉に【側頭筋】があります。耳の周りにある筋肉と思ってください。緊張性頭痛などで痛みが出やすい部分ですね。
メガネやマスクのせいで結構むくんでいることがあるので、ぜひつまんでみてください!しっかり掴めちゃう時はむくんでいるかも…
他に2つの筋肉が《噛む》ために使われますが、ここでは割愛します。
あご【顎】の構造《口を開ける筋肉》

口を開ける筋肉はたくさんあるので舌骨筋群とまとめて呼ばれています。喉あたりの筋肉だと思ってください。
ここの筋肉が弱ってくると…顔のたるみ、二重あご、首のしわ、、首が痛くなる、よくむせる(嚥下機能の低下)などが起こるそうです。美顔器とかよりも、ここの筋トレしたほうが効果ありそうな気もします。
最近だとスマホネックも関係あるかもしれません。下ばっかり見ていちゃいけないのはわかっていますが、なかなか難しい。
あご【顎】の構造《口を開ける時》

衝撃ですが…口を開けるときに、下顎骨は脱臼します!!「肩が外れた」とかと同じ類。
顎関節はプチ脱臼するのが正常なので、プチ脱臼しないと口は開かないんです。つまり、プチ脱臼が上手にできない場合に【顎関節症】になる感じです。
プチ脱臼するときに、「ザリッ」「ゴリッ」などの音がする、痛くて無理、痛くないけど口が大きく開かない場合は顎関節症の可能性が高くなるそうです。
また、顎関節は左右にあるので、左右非対称の動きになっている場合も、どちらかのプチ脱臼ができていない可能性が高くなります。または、動きを阻害してしまう要因がある可能性も。
プチ脱臼しても平気な理由は、
- クッション役の関節円板
- 咬筋
- 側頭筋
左右の3つがスムーズに動いてくれるからのようです。口の開閉ってかなり緻密にできているんです。しかも左右対称に同じ動きをするなんて凄いですよね!
*まとめ*
ちょっとだけ専門用語が出ていますが、なんとなくでも顎の基本がわかると今の悩みの解消に近づけるのでないかなと思います。
ただ「顎が痛い」から「まっすぐ口が開かなくて痛い」「左の咬筋だけゴリゴリしてるかも」なんて気づきのきっかけになれば嬉しいです!
何事も基本は大事!!鏡を見ながら口の開いてみてください!なにか気づきがあるかも!
私の顎は、左右非対称に動いておりました…只今治療中…
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